野ブタ。をプロデュース

昨日の握手会の空いた時間に読もうと思って購入。

野ブタ。をプロデュース

野ブタ。をプロデュース

本って滅多に読まないんですけど、それは嫌いじゃなくて単純に漫画の方が好きだから。1000円の本1冊買うんだったら、漫画2冊買いたい!そーいう人間(2○歳メス)です。
でも、さすがに公衆の中で読むには本のほうが読みやすいわなーと思って、ドラマも実は欠かさずみております、売り上げも1位に輝くこの本を手にとってみたのでした。前回読んだ本がハリーポッターの4巻なので(何年前)薄!!!と思いつつ(笑)。
「『セカチュウ』で泣いてる場合ではない、『野ブタ。』を読んで笑いなさい」
Amazonレビューでこう書かれてありましたけど。嘘だろ、笑い話じゃねーだろこれは。残念ながら私は全然笑えなかった。面白いとは思ったけれども、笑い、という方向ではないかな…。
でも、それは単純に、自分自身の高校時代を振り返ってみて、全てを笑ってすませるような年、とゆーか、経験を重ねられてないからかもしれない。
あと、私の内にも少なくとも「桐谷修二」は存在していたからかな。
ラストに対して批判的な意見を目にしましたが、わたしはすごくこのラストは納得してる。変にこぎつけられたハッピーエンドよりも、こうなんとも言えない空虚感がものすごく私たちの生きている現実というものを表していると思う。人間はそう簡単には変われない。そしてこれが21歳(原作者)(若!)のリアルなんじゃないのかな。
ドラマは、きっとラストを変えてくると思う。なんとなく。ドラマでの桐谷修二には、信子がいて彰がいるから。このドラマをつくった背景には(私の非常に勝手なる考えだけれども)こういう本が生み出されてしまう現代に生きる若者(原作者や、桐谷修二になんらかの共通点を感じてしまうひと)に向けて、メッセージを送りたかったのではないのかなぁと、原作を読んでぼんやりと思った。まだドラマ終わってないのでなんとも言えませんですが…。
野ブタ。ドラマを見て何か感じることがあるひとにこそ、読んでみて欲しいなぁって思いました。めずらしく。